虚血性心疾患とは、心臓を取り巻く冠動脈の血液が流れにくくなる、あるいは流れなくなることで起こる病気で、狭心症や心筋梗塞などがその代表です。
虚血性心疾患の最も大きな原因は動脈硬化であり、発症には生活習慣が深く関わっています。ですから、生活習慣の見直し、特にコレステロールを管理することが予防や治療の基本となります。
虚血性心疾患とは、心臓を取り巻く冠動脈の血液が流れにくくなる、あるいは流れなくなることで起こる病気で、狭心症や心筋梗塞などがその代表です。
虚血性心疾患の最も大きな原因は動脈硬化であり、発症には生活習慣が深く関わっています。ですから、生活習慣の見直し、特にコレステロールを管理することが予防や治療の基本となります。
受診後、生活指導と発作を予防する薬と発作を抑える薬が投与されるのが基本です。この2つで不十分な場合は、血管を広げるバルーン治療や、他の血管を移植して血液の迂回路(バイパス)を作るバイパス手術などが行われます。
心筋の壊死を最小限に抑え、急死に至らせないために、発作が起きたら、一刻も早く専門の医療機関(CCU)に運ぶ必要があります。治療には、血栓を溶かす治療やバルーン治療、ステント挿入術、バイパス手術などがあります。処置後は、狭心症と同様に生活指導と薬物療法が行われます。
コレステロール値が高いのは、過食や運動不足、脂肪分の多いファーストフード、インスタント食品の摂り過ぎなど、普段の食習慣や栄養のアンバランスに起因するものといえます。
食事療法は、現在のコレステロール値を目安に考えるのが良いでしょう。例えば、検査で総コレステロール値が256mg/dLといわれたら、その値にあなたの食習慣が反映されていると考え、食習慣を見直し、脂質の摂取量を減らし、コレステロールを下げる作用のある食物繊維、大豆類、青身の魚などを積極的に摂るように心掛けて下さい。油を引かず調理できるフッ素加工のフライパンや電子レンジを利用するなど、調理方法の工夫も大事です。